2009年1月30日金曜日

プリンター

先日、つい10分前まで動いていたプリンターが動かなくなった。ガタゴトいつもと違う音がしてエラーが出る。
サービスを呼べという指示に従って電話を掛けた。しばらくしていつも修理にやってくる担当者から電話があった。
「そのエラー番号から推測するに、部品代は3600円ですが出張料9000円と技術料が4500円ほどかかります。」との話。「バカいうでない。そんなに掛かるんなら自分で直すから部品だけ送れ!」の返答に、じゃあということで修理方法を教えてくれた。
仕事の合間、プリンターを分解して指示のあった部品にたどり着く。交換するだけならすぐだが一体どういう構造なのか興味があるから、ついでにその部品もパーツになるまでばらしてみた。ふんふん、なるほどね…原因が分かったからきれいに掃除して組み上げた。
テスト印刷をしてみたら真っ白な紙が1枚…あれれ?エラーは出なくなったが、1日分解したままでほったらかしにしてあったので、今度はヘッドのインクが固まってしまったようだ。ヘッドクリーニングをして再度印刷…出来た!と喜んだのもつかの間、今度は「廃液タンクが満杯です。サービスに連絡してください」と再びエラーメッセージ。
サービス担当者君に電話をして事情を説明したら、「アハハ、さすがですね。でも今度は廃液タンクですか…」
えーい、ダメ元だと開き直って廃液タンクも分解してみた。このタンク、ヘッドクリーニングをして余ったインクを捨てる場所、真っ黒でドロドロの物体が半分程度詰まってた。分解してみるとセンサーが現れた。このセンサー、色を感知するだけのようで、その下には半分黒く汚れたフェルトがあった。どうも前出の部品を清掃した際の汚れたアルコールが浸み込んでしまったようだ。
なるほど、ではこのセンサーに嘘の情報を送ってやれ!ということで、黒く汚れた部分を白いティッシュで隠した。分解したのだからドロドロも取り除いて組み立てなおし。プリンターには「交換しましたよ」と嘘情報でリセット。
するとエラーは消え、ちゃんとプリントしてくれめでたく完成。空いた時間でやったから2日掛かったが、実質1時間半ほどで直った。
使った用具、アルコール少々、使い捨て手袋、それにティッシュ1枚、ウエス少々。3600円の部品も必要なし、ヒントをくれたサービスマン君に感謝!で一件落着。4500円は彼のノウハウ料なのね。

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