2009年6月24日水曜日

今どきの手術

昨年の11月、姫路城を駆け上る時に違和感を感じて以来、徐々に右足だけの疲労感が増大していった。
今年4月、まん中大会の1週前に地区運動会をおこなった際、たった150メートルの全力疾走が限界になっていた。
身体が酸欠を起こしているようだと自己診断、5月末に検査予約をして6月3日に検査、15日に検査結果を聞きにいった。
病名は、閉塞性動脈硬化症。
僕の場合、心臓から太い動脈が下りてきて、右足左足と二股に分かれた直後で9割がたの狭窄が見つかった。
必要量の1割しか供給されないのだから疲れて当然。

そこで、その狭窄を広げるべく手術をした。
4〜5年前までは、この症状だとバイパス手術が一般的だったそうだ。
それが今、血管に直接穴をあけカテーテルと呼ばれる管?でもって治してしまう。
狭くなったところを風船で膨らませ、バネ状の矯正金具を入れる。これでおしまい。
手術の途中、「2センチ、8ミリ」という声が聞こえたから多分このサイズのバネが挿入されたんだろうな。
血管の内部に痛みを感じる神経はないから、手術中痛みを感じることはない。
ただおなかの中が引っ張られたり押されたりする感じは伝わってくるから、多分その辺りに何かあるとわかる。

バイパスだとそれなりの距離を切開しなくてはならないが、この方法だと血管まで1センチ位開く穴をあければすむ。
治療中は麻酔が効いているから特別の苦痛はない。
しかし・・・
行きはよいよい、帰りはこわい・・・

動脈だから一旦血液が噴き出すと止めるのに苦労する。
接着剤と圧迫3時間でたいていの場合止まるらしいが、なぜか5時間もかかってしまった。
さらに13時間後までは起き上がること厳禁。
これが相当に苦痛、マジ苦痛! 眠っている暇はない。

昨日、やっとその束縛が解け「歩いていいよ」の許可をもらった。
そして今日退院。
退院はうれしいが、退院とともに痛みも置いてこられる訳ではない。

綱引きで手の皮をむいても、2日目では無理をするとまた出血する程度にしか治っていない。
そんな状態だから咳をしても傷口は痛む。
痛むだけなら我慢ですむが、やぶれた動脈は自分で治せない。
だからせめて来週までは無理をしないと決めた。

歳も歳だし・・・こわい帰りはゆっくりと・・・ね

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