2013年9月1日日曜日

感謝されないパソコン修理

先日姪っ子からOffic2007の使えるパソコンはないかと電話が入った。

取りあえず1台Vistaに2003の入った物はあったが、どうしても2007が必要だというのでインストールし直すことにした。他の仕事を大急ぎで片付け家に戻って作業にかかる。指定の時刻までには何とか間に合ったが、何とも急な話で面食らった。

パソコンは持っているはずなので何があったかを聞いてみると、Cドライブの容量が不足しているのかエラーメッセージが頻繁に出るので、インターネットで探したやり方を手本にパーティションを削除したそうな。そうしたら何かする度に「Dドライブが見つかりません」とエラーメッセージが出現。おまけにデスクトップにあったはずのアイコンもプログラムも消えてしまったので助けを求めてきたって訳。

消したばかりで何も上書きしてないなら復元は可能と伝えた。すると2日後、僕の机の上に見慣れないパソコンが置いてあった。

立ち上げてみると起動と同時にエラーの嵐。順に対処して何とかデスクトップにたどり着いたが、確かに何もない。コントロールパネルからデスク構成を見てみるとパーティションは3つあるが、ほとんどがCに割り当てられ、あったはずのリカバリーエリアも無くなっている。パーティションを元に戻すフリーソフトで操作してみたが、何回も作業されたようで、それを逆順にたどるのは至難の業。自分でやったものなら記憶に頼れるが、他人が何をしたのか、元はどういう姿だったのかは想像するしかないのは大変つらい。パーティションのデータを眺めているうちに12GbのFAT32を見つけた。これはおそらくリカバリーデータが入ったパーティションのはず。

それを戻したら何か出てくるのかととにかくそこまで戻してみた。

するとデスクトップにもアイコンが戻ってきたし、入っていたはずのソフトも現れた。しかしまだデータにアクセスするフラグは消えたままで、ファイルの名前は出てるのにたどり着かない。そうこうする内、一本の電話・・・

どうもこのパソコン、修理を依頼してきた本人が使っていた物ではなさそうで、データにアクセスされるのを極端に警戒している様子。僕もパソコン修理者としてのモラルは持ち合わせている。他人のデータなんかに興味は無いのでアクセス確認以外中身は見ない。しかし、その状態で構わないからパソコンを戻せと。感謝どころか迷惑がられて何ともやるせない修理、もう二度とやるもんか。

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